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駐車場の固定資産税はいくら?計算方法を4つのケーススタディで学ぶ

駐車場の固定資産税を完全マスター

「駐車場の固定資産税は高いってホント?1円も節税できないの?」
「駐車場の固定資産税がいくらかかるのか知っておきたい!」

このようなギモンや要望をお持ちの方のために、土地活用プランナーの筆者が駐車場の固定資産税について徹底解説します。

アスファルト舗装など、設備投資している駐車場は固定資産税が少し複雑。
土地だけでなく駐車場設備も固定資産税の課税対象になる場合もあるので気をつけてください。

 

当ページでは、

  • 駐車場(土地)にかかる固定資産税
  • 駐車設備にかかる固定資産税

この2つをわかりやすく解説した上で、4つの具体例で固定資産税の計算過程を提示しています。

また駐車場の固定資産税を節税する方法も紹介しているので、参考にしてみてください。

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関連記事これから駐車場経営を始めようと思っている方は下記のページもチェック!
先人の失敗例をもとに、経営を成功させるためのポイントを紐解いています。

駐車場の固定資産税の種類と計算方法・税率

駐車場で固定資産税の課税対象になるのは以下の2種類。

  • 土地(雑種地)
  • 駐車場設備(アスファルト舗装など)

2つの税額を合わせてものが駐車場の固定資産税になります。

駐車場の土地にかかる固定資産税の計算方法

駐車場の土地にかかる固定資産税は、土地の固定資産税評価額に税率をかけて計算します。

土地にかかる固定資産税固定資産税評価額×税率(1.4%)

土地の評価額が変わらない限り、毎年決まった税額を収めます。

固定資産税評価額とは

 

固定資産税課税の基準になる土地価格のこと。

固定資産税評価額路線価(/㎡)×面積(㎡)」で計算できる。

 

路線価国税庁が毎年1月1日に道路に面した土地の価格を調査し公表する、課税価格の目安となるもの。
路線価図をみれば、接している道路からその土地の評価額を算出できます。

路線価図から固定資産税を算出しよう!

■世田谷区3丁目の100㎡の土地(下図の緑で囲まれた土地)の固定資産税は56万円(/年)です。

国税庁公表H30路線価図

固定資産税評価額4,000万円

路線価(/㎡)×面積(㎡)

403,000(円/㎡)×100(㎡)

4,000万円

 

固定資産税56万円(/年)

=固定資産税評価額×税率

4,000万円×1.4%

=4,000万円×0.014

56万円(/年)

駐車場用地には固定資産税の減税措置はない【税額は賃貸経営の6倍】

駐車場は住宅用地ではないので、固定資産税額は更地の時と同じです。
※駐車場は「雑種地」に分類されます。

アパートやマンションを建てて賃貸経営した時と比べて、固定資産税は6倍になります。

ただしアパートやマンションに併設された駐車場を住人が利用する場合は例外。
住宅用地の特例が適用されるので、土地の固定資産税が1/6になります。

住友不動産「集合住宅課」土地活用担当の方にお話を聞きました。

「どうしても駐車場経営で固定資産税を節税したい方は、戸建やアパートを併設することです。とにかく住宅用地の一貫としての経営と認識されれば特例で固定資産税が1/6になることもあります。」

駐車場の設備(アスファルト舗装など)にかかる固定資産税の計算方法

駐車場の設備が償却資産になる場合は固定資産税の対象になります。

償却資産とは土地や家屋以外で、取得費用が10万円以上のモノ
償却資産評価額※の合計が150万円以上になる場合、償却資産に固定資産税が課せられる。■償却資産になる可能性がある駐車場設備の例

  • アスファルト舗装
  • センサー式停車気
  • フェンス
  • 屋根
  • 街頭

(参照:東京都主税局「償却資産と家屋の区分表 」)

計算式は「償却資産税評価額※×税率(14%)」。

そもそも駐車場経営はMAXかかっても設備費用は300万円程度なので、税額としてはそこまで大きくありません。
(設備投資で償却資産を300万円分購入した場合で、年間30万円程度です。)

償却資産税評価額とは

償却資産税を決めるための目安にする価格で、概算では取得費用(償却資産の購入費の合計額)の7~8割になります。

 

■償却資産税評価額

  • 初年度:償却資産税評価額=取得費用(※1)×(1-減価率(※2)×1/2)
  • 2年目以降:償却資産税評価額=前年度の償却資産税評価額×(1-減価率)

(※1)取得費用:償却資産の価格(=設備にかかった費用の合計額

(※2)減価率:償却資産や耐用年数(※)に応じて決められている
(参照:「固定資産評価基準」耐用年数に応ずる減価率表

 

償却遺産税についてはこちらのページで深く掘り下げて説明しています。
【償却資産税】税率・計算方法・仕組みをどこよりもわかりやすく解説!

駐車場の固定資産税を4つのモデルケースで計算してみた

  1. 東京23区・青空駐車場(未舗装更地)・200㎡駐車スペース10台・月極
  2. 東京23区内・機械式2階建て・100㎡駐車スペース10台・コインパーキング
  3. 東京郊外・アスファルト舗装・100㎡駐車スペース5台・月極
  4. 東京郊外・平置き・砂利で舗装・150㎡駐車スペース7台・コインパーキング

上記4つの駐車場で、実際に固定資産税を計算してみました。

①東京23区・青空駐車場(未舗装)・200㎡駐車スペース10台・月極

  • 東京23区
  • 青空駐車場(未舗装・更地)
  • 200㎡駐車スペース10台
  • 月極

この駐車場にかかる固定資産税は年間で140万円です。

未舗装の青空駐車場なので、駐車場設備はありません。もちろん償却資産税もタダです。

所有している土地に対してだけ、年間140万円の固定資産税がかかります。

<土地にかかる固定資産税>=140万円

■土地面積:200㎡

■路線価:50万円/㎡

<固定資産税>=140万円

=評価額×税率

=1億円×1.4(%)

=1億円×0.014

140万円

<評価額>=1億円

=路線価(/㎡)×土地面積(㎡)

=50万円(/㎡)×200(㎡)

1億円

②東京23区・機械式2階建て・100㎡駐車スペース10台・コインパーキング

  • 東京23区内
  • 機械式2階建て(1台70万円、耐用年数10年)
  • 100㎡駐車スペース10台
  • コインパーキング

この駐車場にかかる固定資産税は年間でおよそ74万円です。

設備の機械式2階建て駐車装置が償却資産に該当するので、固定資産税額は年々変動します。

 土地にかかる固定資産税(/年)設備にかかる固定資産税(償却資産税)(/年)駐車場の固定資産税合計額(/年)
1年目70万円9万4,100円79万4,100円
2年目70万円7万4,700円77万4,700円
3年目70万円5万9,000円75万9,000円
4年目70万円4万7,000円74万7,000円
5年目70万円3万7,000円73万7,000円
6年目70万円2万7,000円72万7,000円
7年目70万円1万4,000円71万4,000円
8年目70万円7,200円70万7,200円
9年目70万円3,800円70万3,800円
10年目70万円1,800円70万1,800円
合計額700万円37万円737万円

<土地にかかる固定資産税>=70万円(/年)

■土地面積:100㎡

■評価額:50万円(/㎡)

<固定資産税>=70万円

=評価額×税率

=5,000万円×1.4%

=5,000万円×0.014

70万円

<評価額>=5,000万円

=路線価(/㎡)×土地面積(㎡)

=50万円(/㎡)×100(㎡)

5,000万円

<設備にかかる固定資産税(償却資産税)>≒3万7,000円(/年)

駐車場機器:1台150万円、耐用年数10年、減価率=0.206

取得費用=750万円

=150万円(/台)×5台

年間の償却資産税≒3万7,000円

=(初年度の償却資産税)+(2年目の償却資産税)+(3年目の償却資産税)+…(10年目の償却資産税)

=9万4,100円+7万4,700円+5万9,000円+4万7,000円+3万7,000円+…1,800円

37万円÷10=3万7,000円

計算過程

③東京郊外・アスファルト舗装・100㎡駐車スペース5台・コインパーキング

  • 東京郊外(20万円/㎡)
  • アスファルト舗装(2,500円/㎡)
  • 精算機1台(50万円)
  • 100㎡駐車スペース5台
  • コインパーキング

この駐車場にかかる固定資産税は年間で28万円です。

アスファルト舗装や精算機を用意しているので、一見償却資産税がかかるように思えますが、取得費用が150万円未満なので非課税になりました。

設備費の合計額=75万円

=(アスファルト舗装の値段)+(精算機の値段)

=2,500円×100(㎡)+50万円

<土地にかかる固定資産税>

■土地面積:100㎡

■路線価:20万円(/㎡)

<税額>=28万円

=評価額×税率

=2,000万円×1.4%

=2,000万円×0.014

28万円

<評価額>=2,000万円

路線価(/㎡)×面積(㎡)

=20万円(/㎡)×100(㎡)

2,000万円

④東京郊外・平置き・砂利で舗装・150㎡駐車スペース7台・月極駐車場

  • 東京郊外
  • 平置き・砂利舗装(7,000円/㎡)
  • 150㎡駐車スペース7台
  • 月極

この駐車場にかかる固定資産税は年間で31万5,000円です。

設備投資は砂利舗装ですが、取得費用が150万円未満だったため償却資産税の課税対象外になります。

設備費の合計額=105万円

=(砂利舗装の値段)

=7,000円×150㎡

取得費用は150万円未満で償却資産税は発生しません

<土地にかかる固定資産税>=31万5,000円

■土地面積:150㎡

■路線価:15万円(/㎡)

<税額>=31万5,000円

=評価額×税率

=2,250万円×1.4%

=2,250万円×0.014

31万5,000円

<評価額>=2,250万円

=路線価(/㎡)×土地面積(㎡)

=15万円×150㎡

2,250万円

駐車場の固定資産税は"償却資産税のみ"節税できる

駐車場の設備にかかる償却資産税は一括償却資産として処理すれば節税が可能です。

POINT一括償却資産とは?

一括償却資産10万円以上20万円未満(1あたり)の資産で、すべての費用を3年に振り分けて処理(経費として計上)するもの。

1個15万円の外灯を20個購入した場合、一括償却資産として処理すれば償却資産税は通常より7万7,500円安くなります。

 【1個15万円の外灯(耐用年数5年※)を20個購入した場合】

 1年目2年目3年目4年目5年目合計額
費用100万円100万円100万円0円0円300万円
固定資産税(償却資産税)0円0円0円0円0円0円
費用60万円60万円60万円60万円60万円300万円
固定資産税(償却資産税)3万400円2万100円1万3,400円8,400円5,200円7万7,500円
計算過程はこちら

関連:償却資産税の計算の仕方は記事で詳しく解説しています。
【償却資産税】税率・計算方法・仕組みをどこよりもわかりやすく解説!

駐車場の固定資産税に関するQ&A

Q1.駐車場の設備にかかる固定資産税の申告方法は?

A1.市区町村役所(都内なら都税事務所)から届く償却資産報告書を記入して、毎年1月末までに市区町村へ提出します。

一緒に届く種類別明細書(減少資産用)は、初年度は提出の必要はありません。

2年目以降前年度から減少した償却資産があるとき、記入して償却資産報告書とともに提出します。

※新規で駐車場の経営を始めた方にも届きますが、届かない場合は申告が必要です。

Q2.駐車場の固定資産税の納付方法は?

A2.支払いは年4回の分割方式が一般的です。毎年春に納税通知書が届きます。

下記は通知書に記載されてる支払い可能な場所一例です。

  • 区役所
  • 銀行
  • コンビニエンスストア
  • 金融機関

※各期に「納付期限」が設けられていて支払い期限があるので注意してください。

Q3.駐車場の固定資産税は雑所得の経費として計上できますか?

A3.駐車場の設備にかかる固定資産税は一括償却資産として経費計上できます。

ただし土地の固定資産税は経費計上できないので気をつけてください。

駐車場の固定資産税をマスターして狂いのない収支計画をたてよう!

駐車場経営は場所さえあればすぐできて、土地活用の中でもとっつきやすいプランの代表格。

ただし賃貸経営のような減税措置はないので、比較的高額な固定資産税がネックになりやすいです。

固定資産税を把握していないと土地活用全体の収支計画が狂ってしまう恐れがあります。

「え?こんなにかかるの?採算が全く合わない…」

こんな事態を避けるため、上述した計算方法で概算値を把握して固定資産税を加味して利益が残るような収支計画をたてましょう。

駐車場経営の関連記事▼「事業計画に固定資産税を考慮してなかった…」など、駐車場経営の"失敗あるある"を紹介。

先人たちと同じ過ちを繰り返さないためにも、一度目を通しておきましょう。

【駐車場経営で失敗する5つの決定的な理由】落とし穴を塞いで土地活用の成功確率UP!

▼「どのくらい儲かるのか?」など、駐車場経営のお金に関する知識は下記のページでまとめています。

【高利回り】駐車場経営はどのくらい儲かる?収入や初期費用、経費をまとめて解説

駐車場の経営もふくめて、土地活用のプランに詳しくなるには事前の情報収集が肝心です。

ネットだけだとかたよりがあるので、駐車場業者や不動産業者に問い合わせて収益化プランを集めましょう。

情報収集には一括資料請求サービスが便利。

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